はい、お願いします。今日は選挙制度について学習します。じゃあ一番基本的な質問。7月20日に行われるのは、何を選ぶ選挙でしょう?お、速いね。イシバくん。そう、国会議員を選ぶんだけど、国会議員には二種類あります。タブレットで調べてみるね。はい、日本国憲法の41、42、45、46条について聞くので、調べてください。
はい、じゃあ聞きます。41条 国会は何機関?ノダくん。OK!国権の最高機関&唯一の立法機関 漢字読めた?りっぽうは法律を作ることね。次、42条 国会は何院と何院?これも速い。ヨシムラくん。OK!衆議院と参議院だ。で、45条と46条はセットで覚えちゃおう。それぞれの任期。何年できるのか?ちょっとまぎらわしい。これはノートにメモしておいて。衆議院は?サイトウくん。そう4年。ただし?解散の場合は期間満了前に終了?どゆこと?OK。これは後で内閣のところで詳しくやるから、今日は衆議院→4年 解散あり、ってメモしておいてください。参議院のほうは?タマキくん。そうだね。6年で3年ごとに半数を改選って書いてあるね。参議院はね。こういう風にイメージしてください。参議院議員は248人いるんだけど、半分の124人ずつ、A班、B班に分かれているんです。A班の選挙後、3年経ったらB班の選挙、B班の選挙後、3年経ったらA班の選挙、の繰り返し。メモは参議院→6年 3年ごとに半数改選、でお願いします。ちなみに衆議院議員の人数は465人。この人数、任期、解散あり、については次の時間の「衆議院の優越」でもう一回やるから、しっかり覚えておいてください。
ここまでは大丈夫かな。で、今日の学習のメインは7月の選挙。何院の選挙か、知ってる人いますか?お、タムラさん、知ってる?さすが!そう、参議院議員選挙、なんだね。じゃあ、今日の『めあて』は何にしよう。提案してくれる人いる?おー、ヤマモトくん、はい、お願いします。『参議院議員選挙2005について考えよう』いいねえ。じゃあ、ノートに今日のめあて、書いておいて。
それでは、グループになりましょう。昨日、先生が撮ってきた写真を見せます。タブレットで調べながらでいいので、話し合ってください。
上が栃木県、下が茨城県のポスター掲示板です。気付いたことを発表してください。
はい、1班。茨城県の方が立候補者数が多い。そうだね。茨城県の方が栃木県より人口多いもんね。2班は?茨城県のポスター、2と3が貼ってない。だよねえ。すぐ気付くよねえ。忘れちゃったのかな。3班ある?名前、わざとひらがなにしてない?なるほど、確かに。4班のカミヤくん。何かある?え?栃木県の立候補者は4人よりも多いはず?えー、知ってるの?5班のフクシマさんも何かある?私の家の近くの掲示板には6番のところに茨城の8番と同じポスターが貼ってあります?うわ、素晴らしい。素晴らしい“気付き”です。おー、私も見ました、っていう挙手多いね。6班のヒャクタくんもある?栃木の立候補者は6人のはず?うん、調べたら、6番の人は前日に立候補を決めて、自分の農作業が忙しいので、選挙活動はしないって言ってました?茨城の2番、3番も通常の選挙活動はしないみたいです?あれー、うなずいてる人いるねえ。みんな、いろんな情報、知ってるんだね。じゃあ、それぞれの政党と政策についてまとめておきましょう。
『ふりかえり』をノートに記入して、提出してください。投票したって何も変わらない、なんて考えちゃダメだよ。先生は今まで一回も“棄権”したことないからね。みんなが選挙権をもてるようになるのは、数年後です。この国を導いていくのはみんなの力なんだからね。正しい知識を身に付けていきましょう。次の時間は比例代表制について学習します。
起立 礼 ありがとうございました